
本記事では、“東の海”編でルフィに最後に立ちはだかった敵・アーロンのこれまでの紹介と再登場の可能性を考えてみます。
目次
・アーロンの基本情報/プロフィール
・アーロン帝国の野望
・地上に憧れた幼少期
・タイヨウの海賊団時代
・“東の海”への道のり
・妹シャーリーとの過去
・ゲームで描かれたその後
・再登場の可能性
アーロンの基本情報/プロフィール
所属・役割 | アーロン一味船長 |
異名 | ノコギリのアーロン |
悪魔の実 | |
覇気 | |
種族 | ノコギリザメの魚人 |
性別 | 男 |
誕生日(星座) | 5月3日(おうし座) |
年齢 | 41歳 |
身長 | 263cm |
血液型 | F型 |
出身 | リュウグウ王国(魚人街 |
好きな食べ物 | 牛の丸焼き |
嫌いな食べ物 | |
懸賞金 | 860万→2000万 |
一人称 | おれ |
笑い方(原作のみ) | シャハハ、シャッハッハ、ハッハッハ |
英語表記 | ARLONG |
声優 | 小杉十郎太 |
人気投票 | 38位以下→99位以下→48位→88位→104位 |
ビブルカード番号 | 0094 |
技名 | 原作での使用回数 (961話時点) |
歯(トゥース)ガム | 3 |
鮫(シャーク)・ON・DARTS | 5 |
鮫(シャーク)・ON歯車(トゥース) | 1 |
アーロン帝国の野望
アーロンの初登場は“東の海”編です。
かつて魚人海賊団(タイヨウの海賊団)に所属し、ジンベエと肩を並べたと噂されていたアーロンは「アーロン帝国」建国の野望を抱き、その足掛かりとして“東の海”の支配を目論んでいました。

ワンピース 71話より引用
ナミの故郷ココヤシ村は既にアーロンの支配下に置かれていたため、ナミはアーロン一味の航海士として海図を描く代わりに一億ベリーで村を買い戻す契約をアーロンと交わしていました。

ワンピース 81話より引用
しかし、アーロンに約束を破られたナミはルフィに助けを求め、麦わらの一味とアーロン一味の決戦が始まるのでした。
麦わらの一味に敗れたアーロン一味は海軍に捕まり連行されますが、一人脱獄したはっちゃんを除いてアーロンとその他幹部達のその後の行方は本編では未だ描かれていません。

ワンピース 182話より引用
地上に憧れた幼少期

ワンピース 499話より引用
次にアーロンが描かれたのはシャボンディ諸島編の回想の一コマで、
シャボンディパークの観覧車に憧れていたアーロン達の幼少期が明かされます。

ワンピース 620話より引用
更に魚人島編ではアーロンの建てたアーロンパークが、シャボンディパークを真似たものだと判明し、そこから魚人族と人魚族が人間に差別や迫害を受けてきた歴史が徐々に明らかになっていくのでした。
タイヨウの海賊団時代

ワンピース 621話より引用
15年前、フィッシャー・タイガーがマリージョアに捕まる奴隷を解放し、奴隷達と共に「タイヨウの海賊団」を結成します。
タイガーを慕っていたアーロン一味やジンベエもそこに所属することになるのでした。
タイヨウの海賊団は自由の為に戦い続けますが、3年後“ある島”でタイガーが解放していた元奴隷の少女コアラを故郷へ送り届けて欲しいという依頼を受け、タイガーはコアラを故郷へ帰します。しかし“ある島”の人間達はタイガーがそこへやって来ることを海軍に通報しており、タイガーは海軍の待ち伏せにあい瀕死の重傷を負ってしまいます。
なんとか脱出したものの、そこでタイガーは自分もマリージョアで奴隷として捕まっていた真実を語り、人間の血の輸血を拒み死亡してしまいます。

ワンピース 623話より引用
タイガーの死の原因は人間であり、アーロン帝国の建国の野望はタイガーを死へ追いやった人間への復讐であったというアーロンのルーツがここで掘り下げられるのでした。
“東の海”への道のり

ワンピース 623話より引用
タイガーの死亡後、通報した島の人間とタイガーを売ったコアラの故郷に住む人間を皆殺しにするためアーロンは単身で島に戻りますが、黄猿に捕まりインペルダウンに投獄されてしまいます。

ワンピース 624話より引用
1年後、タイガーから船長の座を引き継いだジンベエが七武海に加入したことでアーロンは恩赦で釈放されますが、タイヨウの海賊団を離れ、野望に向けて動き出すのでした。
そこからアーロンは“東の海”へ向かったものだと思われますが、手始めに投獄前に行おうとしていたタイガーを死へ追いやった人間の皆殺しを実行した可能性がありそうです。

ワンピース 622話より引用
海軍にタイガーの行方を通報した“ある島”の人間の中には、“東の海”でアーロンが被っていた帽子らしきものを被っていた人物がいることから、この島の人々はアーロンに皆殺しにされたと考えられそうです。
更に80巻SBSではコアラがハックに連れられ革命軍に加入したことが説明されていますが、その経緯は省略すると書かれているため、その間にコアラの故郷の人々もアーロンに殺害されコアラだけがジンベエ達に保護されたのかもしれません。
その辺は残虐すぎて描写が省略されている可能性がありそうです。
妹シャーリーとの過去

ワンピース 632話より引用
魚人島編ではその後、ホーディの口からマダム・シャーリーの兄がアーロンであることが明かされ、その詳細は67巻SBSで説明されることになります。
アーロンは物心つく前に父親に魚人街に捨てられ、アーロンが15歳の時に父親と名乗る人物が現れ母親違いの女の子シャーリーを魚人街に連れてくるというエピソードです。
その父親の正体は不明なので、もしかすると今後重要になってくることもあるかもしれません。
ゲームで描かれたその後
過去編で時折登場したことを除いては、ルフィに敗北した後の行方が描かれていなかったアーロンですが、「幻のグランドライン冒険記!」というゲームではその後のエピソードが少しだけ描かれています。
はっちゃんと同じく実は海軍船から脱獄していたアーロン、チュウ、クロオビは、その後「軍艦島」のロストアイランド(千年龍の巣)に「アーロンパーク2」を建設します。アーロンは邪魔だった千年龍を捕えたため、島の少女アピスがルフィに助けを求め、ルフィとアーロンの再戦が開始されるのでした。
しかし二人の戦いの最中、千年龍を狙うフラワーエンジェルのボス・ダンデライオンが現れ、アーロンは背後から狙撃され重傷を負ってしまいます。ルフィもダンデに敗れ、利害が一致したルフィとアーロンは一時休戦し共闘することになるのでした。

ワンピース グランドライン冒険記!より引用
そしてダンデを倒すことになるのですが、その後アーロンの姿は一切描かれていないため結局行方不明のままとなります。
(その後「ランドランド!」や「プレミアショー2011」でも登場したものの、これらのシナリオは映画「STAMPEDE」のような時系列無視で誰でも登場できる完全なパラレルワールドなので本編との関連性は薄いです。)
再登場の可能性
今後アーロンが本編で再登場する可能性があるとすると、個人的に気になるのがアニメでワノ国編が開始される時に描かれた作者の告知メッセージです。そこにはなぜかアーロンの姿が描かれています。

ONE PIECE.comより引用

ONE PIECE.comより引用
ワノ国編の衣装を身にまとったルフィ達のイラストが散りばめられている中でワノ国に関連の無いアーロンが描かれているのは不自然で、ワノ国での再登場を仄めかしているようにも感じます。
百獣海賊団のジャックが魚人族であることと関係あったりするのでしょうか?