
ジャンプ最新話の考察・感想記事です。ジャンプ最新話のネタバレにご注意ください。
目次
・受け継がれる意志
・おでん道中記
・九里の制圧と霜月牛マル
受け継がれる意志
都を追放されたおでんが白舞に辿り着きオロチと邂逅した前回の場面から時は流れて、白舞に滞在していたおでんは、アシュラ童子が仕切る無法地帯「九里」の噂を耳にし、白舞から九里を目指すのでした。
目的は、将軍にも手が付かず生き残る力が無ければ死を待つのみといわれる孤立無援(鎖国)状態の九里を「開国」することで、ワノ国全域の開国を望むおでんにとっては乗り越えなければならない壁だというわけです。
なんだか一人で九里に乗り込むおでんと一人でドラム城に乗り込むヒルルク、それぞれの意志を継いだ錦えもんとチョッパーが重なって見えました。

ワンピース 962話、144話より引用

ワンピース 962話、144話より引用

ワンピース 962話、145話より引用
おでんが白舞を出発した後、康イエの城ではオロチが康イエに「金庫の金をおでんが盗んだ」という報告をしますが、康イエ曰くおでんは盗むなら堂々と持っていくらしくどうやらオロチがおでんに罪を擦りつけた様子です。

ワンピース 962話より引用
ルフィに「汚い」と言わしめたおでんの処刑もこういった狡猾な手で陥れたことが想像できます。
おでん道中記
九里を目指す途中で家来に加わることとなった赤鞘の侍達との出会いがおでんの手記にて語られます。
鈴後では父が罪人となり孤児となった元花柳流舞踊の家元の兄弟イゾウと菊の丞が加わります。イゾウの名前は本編では初登場ですが、元白ひげ海賊団の16番隊隊長で、70巻SBSではさらに幼少の姿も描かれています。

ワンピース 70巻SBSより引用
希美で出会ったのは人の髪の毛を切り奪い、髪で作った筆で日銭を稼ぐという妖怪のカン十郎でした。カン十郎も以前お庭番衆が口にしていた「妖怪(もののけ)」の種族に含まれるみたいです。

ワンピース 933話より引用
当時森が生い茂っていた兎丼では、かつてくの一にフラれてお庭番衆を辞めたという天才忍者の雷ぞうが姿を現します。フラれた相手はしのぶでしょうか?w

ワンピース 933話より引用
九里の制圧と霜月牛マル
6人の家来を従えたおでんは、単身でアシュラ童子を討ち取り九里を制圧し、その事件は国中に広がり、ついにスキヤキから「九里大名」の称号を与えられることになるのでした。
そして、鈴後ではそんな瓦版を目にする大名「霜月牛マル」と狛狐「オニ丸」の後ろ姿も描かれています。

ワンピース 953話より引用
以前、河松がオニ丸と「一度会った事がある」と発言しているため、その伏線回収として次回以降に霜月牛マルの素顔が明かされ物語に本格的に絡んで来ることになりそうです。
九里の大名となったおでんは、錦えもんらを家臣に置き現在の赤鞘の侍達が誕生します。この時錦えもんらの呼び方が「おでんさん」から「おでん様」に変わっているのが芸が細かいですね。

ワンピース 962話より引用